動脈硬化などで血液のながれが悪くなり、脳内の血管や中枢神経が障害を受けると、 突然手足が動かなくなったり意識が無くなる発作が起こります。これが脳卒中です。
脳卒中にかかる人の数は増加しており、高齢化の進行や食生活の欧米化によって生活習慣病が 増えてきたことが原因であると考えられます。
脳卒中の危険因子は主に次のとおりです。
1日に1合を越えてお酒を飲む人には、脳卒中で死亡する人が多くなる。
1日平均40本のたばこを吸う人は、吸わない人に比べて4倍も脳卒中で死亡しやすい。
運動が不足すると、食事でとったエネルギーを消費しきれず、肥満につながるばかりか、
糖尿病や
脂質異常症、高血圧も引き起こす。
脳卒中の危険因子である高血圧や糖尿病の原因になるため、間接的に脳卒中の危険因子となる。
血圧が上昇すると脳卒中にかかりやすくなったり、死亡する人が多くなったりする。
脳卒中のうち、脳梗塞になりやすい。
糖尿病の人では、脳卒中で死亡する率が、正常な人の2~3倍になる。
心房細動(脈の乱れ)は、心臓の中にできた血のかたまりが血液の流れに乗っていき、
脳の血管で詰まって、脳梗塞の原因となる。